日別アーカイブ: 2014年12月19日

変わらない品質Aladdinブルーフレーム

子供の頃、う~ん、幼稚園か小学1年頃かなぁ、近所に、仕事の関係で日本とイギリスを
行き来しているおっちゃんとおばちゃん(といっても30歳前後?)が住んでいました。
ご夫婦にはその頃まだ子供はいませんでした。

当時の私は、イギリスが何かもわからず、よく遊びにお邪魔していた。

そこの家にはめずらしいというか、日本では見かけないものがいっぱいあり、
子供心にも好奇心を駆り立てる調度品が目をひいていました。

その頃(昭33年前後)はあまり見かけない家の中のテーブルやイス。床から伸びあがった
電気スタンド。誰に充てるでもなく回っている扇風機。ガチャガチャ音のする
タイプライター。見るモノ全てがめずらしかった。

イギリスから帰ると必ずお土産を買ってきてくれていました。それもひとへに私が
可愛いかったからでしょう。日本のクソガキにしてはお目メパッチリ。鼻も垂らさず、
胸ポケットにはいつもハンケチ。触っても汚れが付かない服。ハハハッハハハハ!!

お土産で覚えているのは、レベルのプラモデル(米国製)。当時、タミヤのずっと前、
日本ではまだマルサンがプラモデルのハシリだった頃だ。

このお土産で私の生まれて初めての趣味、プラモが始まった。中学になるまで、
はまりまくった。小遣い、お年玉その他手に入るお金は全てプラモデルにつぎ込んだ。
当時はプラモデルと言えば戦争兵器である。ゼロ戦や戦艦大和。後年、タミヤが
車のモデルを出すまではプラモ=戦争兵器だった。

余談だが、このタミヤ。戦時中、浜松で木製の模型製作所だったころB29の空襲で
工場をすべて焼かれた経緯がある。なので、戦後プラモデルに進出してから
米国のムスタング、グラマン、英国のスピットファイアーなどなど出すも、
ボーイングB29だけは未だに出していない。
ちなみに、ヨーロッパ戦線で使われたボーイングB17爆撃機は出している。
こう言うところ私は好きです。タミヤ。ハハッハハッハあは!!!

で、話は戻るが、そのおっちゃんおばちゃんの家で冬の間見かけたのが、
今回のタイトル、Aladdinのブルーフレームである。

当時の暖房器具は練炭火鉢、豆炭のコタツだった記憶がる。ストーブは学校の
石炭ストーブぐらいしか見かけなかったように思う。

いずれにしても、その頃の大阪のボンにはめずらしかったのは確かだ。

ストーブに貼ってあったAladdinのロゴを文字もわからず、デザインだけ覚えて
色んなところに落書きしていた記憶がある。

そして、20何年かが過ぎて結婚。冬の暖房器具を選んでいる時に、たまたまハンズで
このAladdinのブルーフレームを見かけた。

デザインが殆ど変わらず。当時のたたずまいそのままだった。
日本製が1万しなかった頃に3万ちょっとしたが、懐かしさもあり即購入。

結果、現在まで約30年間使えているので、安い買い物だったのかも知れない。

aladin

今年は芯を交換しなくちゃならないみたいだが、今はネットで直ぐ手に入る。
あとパーツ類もほとんど供給されているので、あと25年、死ぬまで使えるだろう。

このアラディン、天体機材で言えば、さしずめタカハシみたいなものだ。

 

 

 
下記バナーの上で、
右手人差し指を下向きにグッと力を入れていただくと幸せます。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ SF小説へ
にほんブログ村